10月4週目のデュエマCS結果(オリジナル)を見る

新弾初週の結果をまとめる 折角なので火曜日開催分も加えた

 

全体分布と雑感

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新弾初週、日曜日と火曜日分のみの集計ということもあり確認母数は少ないが3割超のシェアとなる最強デッキはなし

tier1の最強デッキは5c それに次ぐtier2は赤緑閃とラッカ鬼羅star

ビート系5割、受けコントロール3割、ループ2割の結果となった

 

先週との比較

新弾発売前の先週は5c,シータ閃,赤単,ジョー星ゼロルピアの4強に加えて赤緑閃の新勢力が出現し、その下にはラッカ鬼羅star、赤緑ボルシャックなどといったデッキは存在したが4強との差は大きいといった状況であった
新弾発売直後、上位デッキの中に4強の姿はあるのだが5c以外、特にシータ閃はtier1からtier3へと立場が後退 その代わりに台頭してきたのがラッカ鬼羅star、赤緑閃となり勢力図が若干変化した

この様相について考えてみると、やはり新弾直後という至極当たり前の事実が最大の要因 新カードの情報を手に入れ、それを受けたプレイヤーは強そうなカードと構築を意識して新環境を迎えるのだが周囲の情勢がこれに一致するとは限らない

こういった状況においては特定のメタを意識せず、所謂デッキパワーが高くシンプルに自分の動きを実現できるデッキが結果を残しやすい

これについて今週結果を残した5c、赤緑閃、ラッカ鬼羅starの3デッキについて次の章で書いていく

 

注目デッキ

5c

 

デドダム、火噴く以外で採用率の高かったカードはミラクル、天門、グレイトフルベン、加えてロマノグリラ 採用率はそこまで高くなかったが灰燼、ドルファ、ネバー、ザーディといったお馴染みのカードも採用を確認

これら全てに共通するのは、ただ純粋にカードパワーが高いということ

混沌とした状況で強く無難な選択肢となるのはこのデッキであり、上記のような強いカード40枚採用構築といった形になるため必然的にデッキパワーは向上 今週はtier1、最大数の結果を残すに至った

 

赤緑閃

 

前週も取り上げたデッキであり、シータ閃と同程度であった比率は変化 今週はこちらの方が高シェアとなった

数を減らしたシータ閃と異なる部分は3ターン目のアクション択(Disノメノンor火の子祭りorドルガン)やシャッフの宣言といった部分がないことによる対応力の低さを補う、有り余る程のデッキパワー

従来通りの3ターンチュリスに加えてメンデル、栄光のマナブーストからのVol-Val8とRXからのモモキングNEXによる横展開といった豊富な必勝ビートプランを兼ね備えているこちらの方が勝ちやすい週であった

 

ラッカ鬼羅star

 

先週まではtier3の環境下位といった形であったが、今週はtier2に上昇

エヴォルピアからの鬼羅star、ダイナボルトからレッゾstar侵略といった動きは強力だが、優勝は1つもなく上に挙げた2デッキに比較するとデッキ単位でのパワーは若干劣る

じゃあ何故ベスト4まで勝ち上がった数が多かったのかというと、その要因は安定した基盤が確立されていることにある

序盤を支える2コスメタクリーチャー、神マニフェストでの手札交換、可憐につきで相手のビートを牽制、シャッフで相手の呪文を封殺といった部分は出た当初から変わらない部分であり今週結果を残した全てに対して共通している

前述の5cはカード採択の幅から逆に不安定な構築となってしまったり、赤緑閃も少し構築を変えればシータ閃といった別デッキに変わってしまったりするがラッカ鬼羅starにおいては絶対的な基盤が確立されているため如何様な環境においても狙いは常に一本

新弾直後、プレイヤー間で認識の異なる混沌とした様相においてこれは大きな武器となる

 

白単サバキZ

 

一応載せておく プレイ難易度がとてつもなく高いと言われているデッキ

知見がなさすぎるのでこれ以上はノーコメント

 

注目カード

  • 流星のガイアッシュ・カイザー
  • 音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」
  • “逆悪襲”ブランド
  • 大地門ライフ・ゲート

を確認 いずれも情報出た時点から注目されていたカードであり、今後も注目

ガイアッシュカイザーは唯一、初動から値上がるカードとなった

 

今後

デッキパワーと基盤の安定といった部分で話を進めたが赤単、シータ閃、ジョー星ゼロルピアも決してここに該当しないデッキという訳ではないため今後もメタゲームに食い込み続けると予想

ただ、ビートデッキの開拓が行われているためジョー星ゼロルピアだけは立ち位置が少し後退しそうではある

新弾カードの中では唯一価格が高騰しているガイアッシュカイザーだが、5cはもちろん閃と剣から出せるドラゴンであるため閃系統のデッキへの採用率上昇が見込まれ環境全体でも意識せざるを得ないカードになると予想する